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日刊建設工業新聞
2018/05/23

【鳥取】中部療育園移転整備工事・設計業務を6月発注

 県総務部営繕課は、倉吉市南昭和町にある県立中部療育園の旧倉吉市立河北中学校(倉吉市上井)への移転に伴う施設整備工事の設計業務を6月に発注する。入札手続きが順調に整えば、5月末にも県内建築設計Aランクを対象とした総合評価入札として公告する見通し。概算委託費は約2000万円を見込んでいる。2018年度から2カ年計画で工事を計画しており、11月補正予算に工事費を予算計上する予定。概算工事費は約3億円を見込んでいる。
 現在の施設は、中部圏域の肢体不自由児を対象とした医療機関として2004年、倉吉総合看護専門学校の敷地内に設置した。しかし、建物が軽量鉄骨造平屋建て約361平方bと手狭で、多様化している利用者のニーズに対応できないため、鉄筋コンクリート造3階建て延べ面積1400平方bあまりの旧河北中学校の管理教室棟を活用する。
 計画では、鉄筋コンクリート造3階建て延べ面積1432平方bの旧管理棟の間仕切り改修及び床・天井などの改修。改修に合わせ、鉄骨造3階(一部2階)建て43平方bの多目的便所・エレベータ棟、鉄筋コンクリート造10平方bの消火ポンプ室を増築し、鉄骨造平屋建て75平方bの既存渡り廊下を解体撤去する。改修に伴い、電気設備工事、機械設備工事を行うほか、外構工事(舗装、フェンス設置、植栽工事など)を行う。
 できるだけ早い施設の活用が求められており、11月補正予算で整備費を計上する予定。今後の予定では、12月までに基本・実施設計を行い、19年2月にも施工者を決め、約10カ月の工期で19年3月から着工する見通し。


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