福井県産業廃棄物協会(谷崎晃会長)の第6回通常総会は21日開かれ、任期満了に伴う役員改選で谷崎会長(54)を3期目再任し、公益事業の柱の一つに据える不法投棄防止連絡協議会との共同パトロールにも積極的に取り組むなど18年度事業計画を決めた。福井市手寄のアオッサで。
冒頭谷崎会長は、上部団体の公益社団法人全国産業廃棄物連合会が今年4月から『全国産業資源循環連合会』へと名称変更し、今日的課題の循環型社会の形成へむけ県協会としても検討に入ると報告。中国のプラスチック輸入禁止問題などを例に「全国各地で処分場が満杯状態で増設が大きな課題。人手も機械も不足し、仕事があってもできない状況。今後産廃業は製品(原料)を作っていく新しい業態の可能性があり、スムーズな体制改革を図りたい」などと抱負を示し挨拶した。今年から県議計5人の顧問体制で臨み、より国や各行政、関係団体と連携して、よりよい産業廃棄物処理システムの確立に努めていくこととした。
18年度事業計画によると新人従業員の研修や労働安全衛生対策に重点を置き、排出事業者も巻き込み、産業廃棄物処理業の必要性を一層社会にアピール。さらに19年4月には福井市が中核市に移行し、これに伴う県からの産廃行政の事務移管にも的確に対応するため市との連携強化を推し進める方針。
総会後は第19回協会長表彰が行われ、受賞者を代表し吉本陽子氏(吉本重建代表)が挨拶した。
【会長表彰 第19回】 (敬称略)
■功労者表彰
高山孝一(福井エコグリーン会長)
吉本陽子(吉本重建代表)
■優良事業所表彰
北陸環境サービス(木下高廣代表)
公益センター(川上広志代表)
イワタ(岩田次郎代表)
土本組(土本正道代表)
■優良従事者表彰 勤続10年以上
田中義仁 山本義広 木村直行 北岡都
砂村誠治 石村忍 澤公輔 笈田智弘
〈新役員は次の方々(敬称略)〉
会 長 谷崎晃 武生環境保全
副 会 長 福岡秀樹 アメニティウエルネス
副 会 長 北川賢一 ユキチ産業
専務理事 (新)青木浩一 事務局長兼務
理 事 石塚義徳 大山吉之 椛山義之
木下高廣 白崎孝一 堤彰一
福岡康雄 宮本理 (新)元井康治
山田宏樹 吉本陽子
監 事 (新)中西昭雄 山形幸男
顧 問 大森哲男 仲倉典克 田村康夫
松井拓夫 小堀友廣 大家清紀