国土交通省岡山国道事務所は、一般国道180号「総社・一宮バイパス」の整備を進めており、総社地区に架橋する(仮称)金井戸跨線橋の下部工事を6月までに発注する。
JR吉備線を跨ぐ橋梁で、橋長65b、幅員約13bの鋼単純合成箱桁橋。今回の工事では、鉄筋コンクリート構造の橋台1基(東側)の設置と擁壁工などを行う。工事延長は約400b。橋台設置に伴う場所打ち杭(口径1500_・12本)も必要となる。工期は8カ月間。西側の橋台は設置済み。場所は天原地区(総社市総社)。設計は総合技術コンサルタント(東京都千代田区)が担当した。
総社・一宮バイパスは、一般国道180号の岡山市北区楢津から総社市井尻野までの交通混雑の緩和や交通安全の確保などを目的として整備する延長15・9`の道路。このうち、中国横断自動車道岡山総社インターチェンジ関連区間を含む岡山市北区福崎〜総社市総社までの延長3・4`区間が4車線で、直近では、2016年3月に岡山市北区楢津〜北区一宮山崎までの延長1・5`区間が暫定2車線で開通している。
15・9`区間全体の事業進捗率は18年3月末で約46%、用地進捗率は約45%。全体事業費は530億円で、このうち総社市内の道路整備(総社バイパス部分)を岡山県が、岡山市内の道路整備(一宮バイパス部分)を岡山市がそれぞれ事業費の一部を負担する。
18年度事業費は6億9000万円。このうち県が1億2000万円、岡山市が1億1000万円を負担する。
「提供:建通新聞社」