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滋賀産業新聞
2018/05/23

【滋賀】大津市 リバーヒル大石の運営手法見直し

 大津市公園緑地課は、大津市スポーツハウス・リバーヒル大石(大津市大石淀3丁目16―18)の運営手法の見直しを進めており、今年度内に方針を決定する考えだ。
 今後考えられる方向性として▽指定管理者制度の継続▽PFI▽民間事業者への売却▽施設の廃止―などがあり、それらの比較検討作業を昨年度から進めているところ(担当コンサル=公園マネジメント研究所・大阪市中央区)。今年度に運営手法を決定した後は、来年度早期から、指定管理者やPFI事業者の公募準備などに取りかかる予定。同課は、施設の周辺環境の状況変化の分析や市場調査、事業収益性についての検討なども踏まえた上で、最適な事業手法を決めたい考えだ。
 リバーヒル大石は、市営のスポーツ合宿所として平成6年にオープンし、スポーツチームなどの団体客を中心に利用されてきたが、近年、稼働率の低下やコスト面での課題が顕著となっている。また今後、周辺で新名神高速道路大津スマートインター、「(仮称)大津市大石グラウンドゴルフ場」(大石淀3丁目)の開設などに伴い、人の流れが変化することが見込まれ、それに即した運営手法を検討する必要が生じたもの。
 現施設は、RC造2階建、延1366・48平方bで、1階部分にホール、研修室、食堂、浴場、大広間、便所、機械室、売店及び宿泊室を備え、2階部分には宿泊室13室を備える。付属施設にはテニスコート2面、グラウンドゴルフ場8ホール、駐車場等がある。敷地面積は1・6f。オープン後20年以上が経過し、老朽化への対応も今後必要となる。
 施設近隣には、20面のテニスコートやグラウンド、広場やゲートボール場などを備える「大石緑地スポーツ村」(大石淀1丁目他、敷地8・6f)があり、リバーヒル大石と共通してビバ・TSKグループが来年度末まで指定管理を担当する。

提供:滋賀産業新聞