富山県測量設計業協会(榮知之会長)の18年度通常総会が17日、富山市のホテルグランテラス富山で開かれた。任期満了に伴う役員選任では、榮会長の再任などが承認された。
この日は会員49人のうち、委任状等を含め45人が出席。開会に当たり、あいさつに立った榮会長は、「協会の使命のひとつは社会的地位の向上。関係機関や関係団体との連携を深め、県民に我々の職業を知ってもらう必要もある。それが担い手の確保にもつながる」と述べた上で、「昨年度は、県立大学のダ・ヴィンチ祭、富山大学都市デザイン学部のオープンキャンパスに出展。皆様のご協力により、スムーズに展示することができた。今年度は、高岡工芸高校から出前講座の依頼が来ている。富山大学と県立大学に建設系の学科ができたことを踏まえ、今後は普通科の学生に対しても広報活動が必要と考えている」と話した。
議事では17年度の事業報告と収支決算、18年度事業計画および収支予算を審議、ともに原案通り承認した。引き続き、役員改選を行った。
事業計画によると、関係機関との連携を図り、情報化時代に即応した経営基盤の強化と技術の研さんに努め、さらなる社会的地位の向上を目指し、▽組織強化と業界倫理の高揚▽技術研修等の充実▽広報活動の拡充▽関係機関、関連団体との連携強化―を進める。
専務理事に就任した冨樫一郎氏は、「毎日が勉強で、まだまだなれないが、一日も早く永田さんの領域に達したい」、退任する永田又郎氏は、「在任5年間で、どこまでできたか分からないが、この場を借りてお詫びしたい。就任時と比べて、協会の広報活動も活発になった。協会が益々発展することを祈念したい」とあいさつした。
永年勤続表彰として、満40年の小倉清紀氏(北陸航測)、満30年の千義晴(青山測量設計)、大林潤(協和)、谷野良一(国土開発センター富山支店)、木村保夫(同)、裏田徹(酒井工業コンサルタント)、古瀬宣隆、中山裕志、吉田勉(以上、上智)、柴田信治(北陸コンサルタント)、飯野明美(同)の10氏、満20年で12名、満10年で14名の計37名に、協会長表彰を授与することも明らかになった。
以下、会長を除く役員(敬称略 (新)は新任)。▽副会長=市森友明、(新)金木春男▽理事=寺島雅峰、雄川薫雅、秋元克夫、(新)佐伯明則、(新)森永晃、(新)経澤達朗▽専務理事=(新)冨樫一郎▽監事=(新)鷲北慎一、北井徹