小矢部市が、庁舎耐震改修工事の基本構想で予定する公募型プロポーザルは、今月中にも公告される。
基本構想では、庁内に設けた「本庁舎耐震対策研究会」が2017年度にまとめた報告書を踏まえ、技術的な検証を行い、整備手法や事業費の算定などを行う。
報告書によると、耐震改修により、災害時の防災拠点としての機能を確保するために必要なIs値0・75を確保できるとする。事業費は、耐震改修のみで約5億4150万円、大規模改修を含めると約13億円(改修約11億円、仮設庁舎約2億円)と試算している。
今年度は基本構想に続き、基本設計まで進める。当初予算には、庁舎維持管理費として事業費1350万円が計上されている。
2019年度からスタートする新総合計画の前期実施計画に位置付け、着工は2020年度を目指す。
本町にある庁舎は、1964年建築で、耐震基準を満たしていない。施設規模がRC造5階地下1階建て、延べ床面積5854平方メートル。2015年度には耐震診断報告書確認業務(シバタ建築設計事務所)を実施し、1995年に行った耐震診断の結果に、その後の経年劣化を踏まえ、耐震改修の可能性などを調査した。