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日刊建設タイムズ社
2018/05/21

【千葉】水産基盤銚子地区に着手/県漁港課/10か年で事業費196億投入/岸壁耐震化や高度衛生荷捌き所等

 県農林水産部漁港課は、水産物供給基盤整備事業(水産流通基盤整備事業)の銚子地区に本年度から事業着手する。国の採択決定を待って事業に入る。事業期間は2018〜27年度の10か年。総事業費196億円を投入し、高度衛生に対応した荷捌き所や屋根付き岸壁、岸壁の耐震化等を推進する。事業初年度の本年度は県予算に事業費約17億円を計上。今後、国の交付金も受けて事業を実施する。
 昨年度の農林水産省の事業事前評価では総費用156億2940万8000円に対し総便益額322億8627万4000円で、費用便益比が2・06となり、費用対効果が認められた。
 同事業では、黒生地区の防波堤、黒生から川口外港地区を結ぶ2港口化、岸壁の整備により、ニーズのある大型巻き網船の係留施設の確保や恒常的な川口地区の船待ち解消を図るほか、高度衛生管理施設を整備することで食の安全の確保、魚価向上を図る。また、新生・川口・川口外港地区で外郭施設、係留施設、輸送施設など一連施設の整備により、漁業活動の効率性と安全性の向上を目指す。
 施設別事業費は外かく施設90億4700万円、水域施設32億3400万円、係留施設32億4500万円、輸送施設7億400万円、荷捌き所33億7000万円。
 主な事業内容は次の通り。
 【2港口化】
 ▽黒生地区=@航路防波堤(黒生)L210mA航路内防波堤(黒生)L100mBマイナス7・5m岸壁(黒生)L328mCマイナス6・0m泊地浚渫(川口外港・黒生)V7万6700立方m(仮設走路撤去(黒生)L90m含む)
 ▽川口外港地区=マイナス6・0m(川口外港・黒生D)V7万6700立方m
 【高度衛生管理施設整備】
 ▽川口外港地区=@高度衛生管理型荷捌き所(川口外港)1か所A衛生管理型岸壁(川口外港)L200m×2
 【施設新設補修】
 ▽黒生地区=@マイナス7・5m泊地浚渫(黒生B)V6万6700立方mA道路E(黒生)L40mB道路F(黒生)L410mC道路H(黒生)L165mD道路I(黒生)L22mE道路K(黒生)L45mF道路L(黒生)L45m
 ▽川口地区=導流堤(川口)L315m
 ▽新生地区=@導流堤(新生)L70m(利根川への開口部を閉塞)A道路A(新生)L660m
 ▽本城地区=河表護岸(本城)L90mk_times_comをフォローしましょう
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