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日本工業経済新聞社(山梨)
2018/05/16

【山梨】橋梁工などを推進 新環状道路建設事務所の事業概要

 県新環状道路建設事務所(中村慎吾所長)は2018年度の事業概要をまとめた。13年度に事業着手した新山梨環状道路(東部区間T期)および14年度に事業化した同U期を主要事業に掲げた。
【新山梨環状道路東部区間:甲府市西下条町〜笛吹市石和町】
 東部区間約7qのうち、既に供用している南部区間の延伸を図る甲府市西下条町〜同落合町間1・6qを東部区間T期として13年度に事業化。本年度は蛭沢川を渡る橋梁工事の完成を図るとともに、中央自動車道下を潜る函渠工事に本格的に着手する。その他盛土工事なども展開していく。
 その先の5.5km(甲府市落合町〜笛吹市石和町間)についても14年度に東部区間U期として事業化。今年度は、地元の意見を踏まえながら、道路設計を進め、速やかに用地取得に着手できるよう、地元との合意形成等を積極的に進めていく。また、昨年度から着手している濁川・平等川を渡る橋梁の下部工事を引続き進めていく。
【西関東連絡道路(甲府山梨道路U期):山梨市万力〜東】
 西関東連絡道路については本年3月21日、八幡南ランプから岩手ランプ間が開通し、甲府山梨道路(全長9・3km=1997年度に事業着手)が全線でつながることとなり、並行する国道140号の渋滞緩和や事故減少などが期待される。
【地域高規格道路の管理】
 新山梨環状道路および西関東連絡道路は山梨県で最初の地域高規格道路であり、自動車専用道路となっていることからより高度な管理が求められている。当事務所では一元的な管理体制および24時間の監視体制の下、新山梨環状道路および西関東連絡道路等の管理を行っている。