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日刊建設工業新聞
2018/05/15

【鳥取】18年度補助・交付金道路・51億円を各県土に追加

 県土整備部は11日、18年度の国庫補助と国交付金を活用する道路事業費51億円を各県土整備事務所と局に追加配分した。年度当初に配分した「早着分」74億円と合わせ累計では125億円となり、今後各県土が本格的な執行態勢に入る。
 今回の配分ついて同部道路建設、道路企画両課は「国認証と照らして県当初予算の範囲内で配分した」と説明。国認証額は県の当初予算を上回っており、「6月補正」後に30億円程度をさらに上積みする。
 主な配分カ所は、国道178号岩美道路に3億3200万円。浦富高架橋で近く発注する鋼5径間上部工の製作・架設をはじめ、JR跨線部の鋼橋を製作する。県道湯山鳥取線「砂丘大橋」の耐震補強工事には1億5800万円。
 また、昨年1月に大雪に見舞われた智頭町の国道373号豪雪対策に手厚く配分した。郷原工区など8工区の消雪施設と堆雪帯に3億0400万円と、駒帰など4カ所の消雪装置には1億6000万円を投入する。
 北条道路に接続する国道313号北条JCTは1億7200万円で設計作業を推進。県道清谷北条線「新田橋」の耐震には1億円を充てる。
 街路葭津和田町線には2億5000万円を追加してJR境線の跨線部東側で地盤改良と擁壁工を促進し、新規事業の国道183号宮内工区はバイパスの設計に3000万円を付けた。
 18年度予算の国認証状況は、地域高規格道路が前年比33%増、交付金事業が前年並みとなっており、全体では前年よりも6%(10億円)伸びて164億円。県が当初に見込んでいた額を37億円上回った。同部は今後「6月補正」に増額要求し、補正後に本庁保留分を除いた約30億円を各県土に追加手当てする。
 各県土の配分額は次の通り。
▽鳥取県土=県道伏野覚寺線「鳥大前歩道橋」修繕、県道湯山鳥取線「砂丘大橋」耐震補強など86カ所に12億0100万円
▽八頭県土=国道373号「山木橋」拡幅、国道373号豪雪対策など42カ所に7億1700万円
▽中部県土=県道船上山赤碕線(竹内工区)通学路対策、主要地方道鳥取鹿野倉吉線「新横手大橋」補修など97カ所に12億8400万円
▽米子県土=県道大山口停車場大山線(平木〜神原)改良、主要地方道溝口伯太線(阿賀〜原工区)拡幅改良など57カ所に11億7700万円
▽日野県土=国道181号四十曲トンネル非常用施設など42カ所に3億1000万円


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