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建設新聞社
2018/05/16

【東北・青森】27億余で阿部重組JV/青森空港旅客ターミナルビルリニューアル増改修

 青森空港ビル(青森市大谷小谷1の5 林哲夫社長)は、青森空港旅客ターミナルビルリニューアル増改修を計画し、施工者選定へ15日に入札した結果、2落の27億4800万円で阿部重組・今工務店JVに決定した。
 建築、電気設備、空調設備、給排水衛生一括で、工期は2019年3月31日まで。入札者は、阿部重組・今工務店JVのみ。盛興業社・成文組JVと藤本建設・倉橋建設JVは辞退した。
 この工事は、ターミナルビルの老朽・狭あい化が進んでいることから、利用者の利便性の向上を図るため整備するもので、既存施設(RC造3階建て、延べ1万1000平方b)の西側に事務室棟を増築するほか、東側、前面部にそれぞれ増築した上で施設内にある事務所スペースを移し、それに伴い旅客スペースを拡張する。
 増築規模はRC一部S造3階建てで、延べ約3300平方b。内部は、到着時に荷物を受け取るバゲージクレームのベルトコンベアを国内線は1基から2基に増設、国際線はベルトコンベアの形状を変えるほか、到着専用のエスカレーターを新たに設置し混雑解消を図る。
 保安検査場も国内線1レーン、国内・国際線供用1レーンから、国内線2レーン、国際線2レーンに増設。このほかチケットロビーや出発ロビー、搭乗待合室の拡張、イスラム教徒向けの祈祷室設置や多機能トイレ整備(8カ所)などを行う。
 今後、早ければ今月中にも着工、19年3月の完成を目指す。基本・実施設計は日本空港コンサルタンツが担当した。

 提供:建設新聞社