浜松市は、国土交通省が整備を進める三遠南信自動車道のうち国道152号を改良して利用する区間で、翁川などに架設する12〜14号橋の詳細設計と2号橋の予備設計を制限付き一般競争入札で6〜7月に委託する。
12号橋は単径間単純PCバイプレI桁橋で橋長48・3b、幅員8b。13号橋は単径間アーチカルバート橋で橋長12・6b、幅員8b。14号橋は単径間単純鋼細幅箱桁橋で橋長80・3b、幅員8b。いずれの橋梁も橋台は逆T式。基礎は12号橋の2基、13号橋のA2、14号橋のA1が直接基礎、13号橋のA1は深さ約10bの深礎杭、14号橋のA2は深さ約7・5bの深礎杭となる。2号橋の橋長や橋台、橋脚などの詳細は予備設計の中で検討する。2号橋と12、14号橋は翁川、13号橋は谷あいに架設する。詳細設計の納期はいずれも7カ月、予備設計の納期は6カ月を見込む。
三遠南信自動車道の延伸区間は、天竜区の佐久間インターチェンジ(IC)〜水窪北ICをつなぐ延長21`。このうち、佐久間IC〜水窪ICまでの延長14`を国土交通省が新設し、水窪ICから水窪北ICまでの延長7`を市が担当して国道152号の現道改良などを行う。現道の改良に当たっては、翁川などを渡る11カ所に橋梁を新設する。
11カ所の橋梁については、7号橋をセントラルコンサルタント(東京都中央区)、8号橋を静岡コンサルタント(三島市)、10号橋を千代田コンサルタント(東京都千代田区)、11号橋をエイト日本技術開発(岡山市北区)に委託して詳細設計を行った。残る1、3号橋については、19年度以降に設計を行う予定でいる。4〜6号橋は線形の見直しにより橋梁が不要となり欠番とした。
提供:建通新聞社
(2018/5/16)
建通新聞社 静岡支社