高知市は、土佐山地区に子育て世帯を対象とした地域活性化住宅を建設する。10月ごろ建設地となる旧土佐山健康交流センターと旧土佐山へき地診療所の解体を発注し、2019年度に造成工事と建築設計に着手する予定で、20年度の発注を目指す。
建設する住宅の戸数は6戸を見込む。規模については、14年度に建設した同様の住宅と同程度となる。14年度には、桑尾や高川地区に計10戸の住宅を建設しており、1戸当たりの規模は木造2階建て延べ約70平方bで、2戸を1棟とする集合住宅タイプだった。市では、過疎債を充て建設する考えで、過疎債の期限である20年度までに完成させる方針。
かつて「土佐山ドルフィン」としてプールや健康増進のための施設だった旧土佐山健康交流センターと、その隣にあり15年度に移転新築したため現在は使われていない旧土佐山へき地診療所を解体し建設地とする。解体する旧土佐山健康交流センターの規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ988平方b。旧土佐山へき地診療所の規模は、同造3階建て延べ399平方b。両施設を合わせた敷地面積は1575平方bだが、建物が斜面にあるため、住宅建設に向けた造成工事を19年度に発注する。
提供:建通新聞社