射水市は、クリーンピア射水整備事業として当初予算に800万円を計上した。基幹的設備改良工事の発注仕様書作成に取り組む。
事業計画では、ごみ焼却施設であるクリーンピア射水(西高木1150)を改良し、施設の延命化と省エネ化を図るもの。対象となる設備と工事概要は次の通り。
▽焼却設備
・ 給じん系改良 破砕機、コンベア、給じん機の改造
・炉床径の縮小
▽燃焼ガス冷却装置
・ボイラ(燃焼室)耐火物改良
・減温塔改良
・タービン復水器改良
▽排ガス処理設備
・排ガス再加熱器の撤去
・触媒反応塔改良(冷温触媒への更新)
▽その他
・ダクト搬送コンベア改良
・誘引送風機更新
工事は19年度から21年度までの3カ年を予定。22年度に稼働させ、15年程度は使用できる。
生活環境影響調査書作成は玉野総合コンサルタント(富山事務所)、長寿命化総合計画作成は東洋設計(富山支店)。
同施設は03年に竣工。神戸製鋼所の全連続燃焼式流動床炉・プラズマ溶融炉型式で、焼却炉は138トン/日(46トン/日×3基)、溶融炉は12トン/日(1基)の能力を有する。建物はRC・S造4階地下1階建て、延べ床面積8765平方メートル。