一般社団法人福井県建築業団体連合会(塩浜都広会長、15団体加盟)の18年度定時総会は10日開催され、17年度事業報告・決算および18年度事業計画・予算案を慎重審議し原案通り了承した。福井市宝永3丁目の県国際交流会館で。
冒頭、塩浜会長(通称・県建築連)は一社設立来初の総会に感慨深く「この間は手探りだったが今後はいよいよ本格的に始動し、建築団体の発展に努めていきたい。今秋の福井国体や北陸新幹線敦賀開業の決定、原発廃炉の課題など建築団体として様々に模索していきたい」などと抱負をまじえ挨拶した。
また来賓あいさつは県土木部建築住宅課の坂川慶介営繕室長が述べ「建築連はゼネコンと専門工事業者が一体し、オーケストラに例えれば指揮者と演奏者との関係で素晴らしい音色の演奏を」と県民いっそうの幸せづくりに期待し、国体の成功へも協力を呼び掛けた。
18年度事業計画によると、建築生産に関わる会員相互の連携のため情報と人の交流事業へむけ▽民間工事の元請の受注に関する情報提供▽高齢化に備えるため若年者の確保教育と外国人就労者の受入れ準備▽メンテナンス工事の拡大に伴う質の変化対応研究▽労働災害撲滅へ危険個所に伴う部分をロボット化研究を図る。また技術者・職人育成のためのキャリアアップ支援事業、建築業界に興味をもってもらう業界全体のイメージアップ事業、勉強会と情報発信の関係官署との連携・情報交換を行う方針。