福井県測量設計業協会さきの第96回通常総会において新会長に選任された中西誠一郎氏(帝国コンサルタント社長)にインタビューした。同社社長室で。
氏は、前会長の若林喜久男氏(サンワコン社長)が務めた6期12年間、専務理事として会長を支え、満を持しての登板となった。今後は協会の顏として全国的な視点が求められるが、中心は「県会員みなさんの力を合わせ前に進めること。そのためにも技術の研鑚が大切で様々に勉強していきたい」と意欲を示す。発注機関にはその技術力の高さをアピールし「若い人にも測量設計の魅力をもっと知ってもらい入職を促したい」と力を込める。
会長の独自カラーは技術力の強化を経営基盤の主柱に据えて臨み、一方で「技術力に一層配慮した入札制度を求めていきたい」とも要望。そのことが、ひいては若手の入職につながると確信する。
また継続は力なり。好評を博す建コン部会企画の学生を巻き込む事例発表会は「今後もぜひとも継続し、あわせて県の関係課長を講師にまねく勉強会も引き続き行い、交流の輪を益々広げたい」と強調。6月3日の測量の日の関連事業も継続し「小学生対象の地図教室では毎年、国土地理院(北陸測量部)から講師を招き、測量の魅力をアピールする授業を」と積極的で、インターンシップについても協会として全体的に取り組みを強化していきたい考え。
18年度事業計画
■事業方針 会員の社会の変化に対応した企業経営に資する技術の研鑚、経営基盤の強化に努めるとともに測量設計業の健全な発展と更なる社会的地位の向上を目指して諸事業を行う。
・技術および会員資質の向上
・社会の変化に対応する諸事業の実施
・一般社団法人として産官学連携事業の推進
・倫理要綱の遵守と相互連帯意識の高揚
■協会全般事業
・総会、理事会開催
・幹事会、各委員会開催
・全測連、近畿地区協議会、北陸地区協議会との連携
・関係業種、機関、団体との連携
・災害時緊急支援事業
・協会PRと啓蒙事業
■総務・企画、広報、技術、経済、独禁法遵守特別の各委員会活動 建コン部会活動を支援し地質、補償部会創設も準備