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鹿児島建設新聞
2018/05/31

【鹿児島】県、本港区エリアまちづくり/20年6月目処に事業化

 鹿児島港本港区エリアまちづくり検討委員会の第1回目の会合がこのほど、鹿児島市のホテルウェルビューかごしまであった。三反園訓県知事は「グランドデザインを2018年度に策定し、定期借地権が切れる20年6月を目処に事業化を図りたい」と意気込みを述べた。19年度以降に事業予定者を募集する考えを示した。
 18年度に実施する民間提案公募要領(案)が示され、敷地は北ふ頭、南ふ頭、桜島フェリーターミナルや高速船ターミナルの周辺、ウオーターフロントパーク、住吉町15番街区、ドルフィンポート敷地の計約30haが対象となる=写真=。
 17年度の調査結果を踏まえ、本港区エリア全体や南ふ頭を除外したケース、住吉町15番街区を個別開発した三つのケースのうち、いずれかを選択して一体開発を基本とする。しかし、おおむね2ha以上の開発計画の提案も可能で、土地や建物については売却・賃借のいずれかの事業方式でも問題ないとしている。
 委員からは「鹿児島市としては、路面電車観光路線は必須条件」「天文館等の他エリアとの差別化は」「離島航路の拠点でもあり、離島文化・情報を発進する機能など県内全域に波及する仕掛けが必要」−などの意見があった。
 事務局では、意見を参考にした上で、委員長に選任された宮廻甫允鹿児島大学名誉教授と公募要領(案)を修正して委員の了解を得たあと、募集する。
 今後のスケジュールは、サウンディング調査を含め策定期間に約5カ月を見込み、その間に民間業者の応募状況や対話の進展具合、提案内容等を検討状況に応じて委員会を開き、18年度末の策定を目指す。

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