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鹿児島建設新聞
2018/05/16

【鹿児島】岩川小、高校跡に移転新築/20年度に着工へ

 曽於市は、岩川高校跡地に岩川小学校を移転新築することを決めた。6月補正予算案に設計費を盛り込み、2018年度から2カ年かけて基本、実施設計を進め、本体着工は20年度になる見通しだ。総事業費は17億6000万円。
 市は16年度に検討委員会を設置し、岩川高校を候補地として答申。譲渡に向け県と審議を重ねてきた。一方で、工業系の高校を別利用するには、地質調査を行うことが義務化されており、その調査も終わったことから無償譲渡に至った。6月補正予算に基本、実施設計費を計上し、議会に諮ったあと設計を委託する。
 今後、設計等で建物規模が決定していくことになるが、校舎の規模は今後の児童数や在校生の人数で計画される。現在、岩川小の児童数は302人で、校舎は普通教室棟、管理棟、特別教室棟の3棟で構成され、総延床面積は約3000u。そのため、新設も既存の建物規模と同等になる見通しだ。
 整備スケジュールは18、19年度で設計を進めるほか、開発行為の申請などの手続きを行う。20年度から解体、造成、本体工に入り、22年4月の開校を予定している。また、敷地面積は4万uあり、小学校が3万uを利用し、残り1万uを災害時の避難場所として活用する。
 なお、岩川小の跡地については、18年度に検討委員会を設置する方向で調整している。

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