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建通新聞社(神奈川)
2018/05/10

【神奈川】誘致活動の強力展開を決議 新幹線新駅期成同盟会

 神奈川県東海道新幹線新駅設置促進期成同盟会(会長・黒岩祐治神奈川県知事)は、5月8日に横浜市内で2018年度総会を開き、新駅の誘致活動を強力に展開することを決議した。新駅の受け皿となる「ツインシティ」のまちづくりや、交通網整備に向けた取り組みを進め、JR東海や国などに新駅設置の早期実現を要望していく方針だ。
 黒岩会長は、ツインシティのうち、土地区画整理事業が着々と進む平塚市大神地区の状況を「大変心強い」と評価。もう一方の寒川町倉見地区については、「早期の市街化区域編入を目指し、具体的な動きを見せることが新駅の実現につながる」と述べ、新駅の受け皿整備に全力を挙げる考えを示した。
 来賓としてあいさつした神奈川県議会の佐藤光議長は、新駅予定地(倉見地区)とJR駅のアクセスなどに触れた上で、「どのような駅ができるのかを真剣に考える時期にきている」とし、計画の早急な具体化を訴えた。
 この日、決定した18年度事業計画によると、要望・陳情活動はJR東海や県内選出の国会議員、国などに対して実施。寒川町倉見地区への新駅設置を働き掛ける。寒川町倉見地区と相模川対岸の平塚市大神地区を一体化し、環境と共生する都市「ツインシティ」の整備に向けては、地元調整や普及啓発に努める予定。
 また、広報誌の発行や、地元経済団体・企業との連携、勉強会の開催などを通じた普及啓発活動も展開していく。

提供:建通新聞社