関東地方整備局は8日、2018年度における県内道路関係予算の概要を明らかにした。千葉国道、首都国道、常総国道の3事務所で182億6500万円の事業費を投入し、一般国道468号首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、一般国道298号東京外かく環状道路(外環道)などの整備を進める。事業費の内訳は改築事業153億4900万円(千葉国道84億9800万円、首都国道67億5500万円、常総国道9600万円)、交通安全事業10億400万円(全て千葉国道)、電線共同溝事業19億1200万円(同)。事務所別では、千葉国道114億1400万円、首都国道67億5500万円、常総国道9600万円となっている。
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圏央道では主に、千葉国道が大栄ジャンクション(JCT)〜松尾横芝インターチェンジ18・5kmにおいて環境調査、用地買収、改良工などを行う。さらに、暫定2/4車線で開通している茨城県境〜大栄JCT10・6kmについて、常総国道が環境整備工などを実施する。
外環道は松戸市小山〜市川市高谷12・1kmを対象に、首都国道が用地買収、工事を推進しており、6月2日の開通予定。18年度は交差する一般道における拡幅用地の取得・工事などを継続するとともに、環境施設帯の整備を行う。
一般国道464号北千葉道路については、千葉国道が直轄施行区間5・6kmの年度内暫定2/4車線開通に向け、道路設計、環境調査、松崎ランプ橋上部工、船形〜押畑地区改良・舗装工などを計画している。
一般国道51号では、千葉国道により北千葉拡幅、成田拡幅、大栄拡幅が推進されている。北千葉においては▽千葉市内=道路設計、若松町地区改良工▽四街道市〜佐倉市区間=道路設計、吉岡地区ほか用地買収・改良工、中台〜馬渡地区用地買収――を予定。成田は▽並木0・2km、寺台〜東金山1km=道路設計▽山之作地区ほか=用地買収▽東金山地区ほか=改良工――を実施。大栄に関しては道路設計、用地買収、改良工を行う。
そのほか▽一般国道127号防災=南無谷・小浜トンネル道路設計▽一般国道357号湾岸千葉地区改良=道路設計、改良工、舗装工▽同357号湾岸千葉地区改良・蘇我地区=測量、道路設計▽同357号東京湾岸道路=船橋市域道路設計・改良工、浦安市域道路設計、橋梁・歩道橋上下部工、改良工など▽同357号江戸川左岸高架橋海側架け替え=調査設計、床版架け替え工▽一般国道126号沖入口交差点改良=道路設計、交差点改良工▽一般国道16号五井電線共同溝ほか15か所=本体工、引き込み管など工事、路面復旧工――を計画している。
各事業費は次のとおり。
【改築事業】
▽圏央道=35億3700万円(千葉国道34億4100万円、常総国道9600万円)
▽外環道=13億5000万円(全て首都国道)
▽北千葉道路=28億7200万円(全て千葉国道)
▽北千葉拡幅=6億7000万円(同)
▽成田拡幅=2億5500万円(同)
▽大栄拡幅=1億円(同)
▽127号防災=5000万円(同)
▽湾岸千葉地区改良=4億6500万円(同)
▽湾岸千葉地区改良・蘇我地区=1億円(同)
▽東京湾岸道路=57億5000万円(千葉国道3億4500万円、首都国道54億500万円)
▽江戸川左岸高架橋海側架け替え=2億円(全て千葉国道)
【交通安全事業】
▽沖入口交差点改良ほか4か所=10億400万円(同)
【電線共同溝事業】
▽五井電線共同溝ほか15か所=19億1200万円(同)