日本工業経済新聞社(群馬)
2018/05/09
【群馬】県中部農業事務所農村整備課が西堤沼へ魚を放流
勢多農林高校緑地土木科の生徒たちは8日、前橋市小神明町にある西堤沼で実施した生態系調査の際に同校へ一時退避していたヨシノボリとモツゴを同沼に放流した。生態系調査は、同沼の堤体改修に伴い行ったもので、外来種が発見されず、在来種だけのため池となっていることや堆積土砂によるエコトーンが形成されるなど、貴重な自然環境が保全されていることが確認された。
同沼の改修は、堤体からの漏水などへ対応するもので、県中部農業事務所農村整備課を事業主体に堤体工などを実施。同校や地元との連携により、沼北側にあるエコトーンを保全。環境に配慮した改修となった。