国土交通省多治見砂防国道事務所は、2018年度の事業概要を公表した。砂防事業では、新規で下洞沢砂防堰堤などに事業着手する。道路事業では瑞浪恵那道路の恵那市武並町〜長島町までの延長4・3`の他、恵那大橋西交差点と富士見地区交差点の改良を事業化した。
主な砂防事業は、木曽川水系で「越百川第3砂防堰堤」など23件(岐阜県内9件、長野県内14件)、庄内川水系で「日向川砂防堰堤」など7件を行う。直轄砂防事業費は木曽川水系が21億7200万円、庄内川水系が4億4200万円の合計26億1400万円(前年度当初比6%減)となった。
主な道路事業を見ると、瑞浪恵那道路で用地調査や環境調査、道路設計などを行う。国道19号と同21号可児御嵩バイパスでは関係機関との協議を進める。また国道19号で釜戸町に歩道を設置するための設計・用地買収と恵那大橋西交差点の改良工事、同21号で可児郡御嵩町地区の亜炭抗充填(じゅうてん)工事を行う。
主な事業と事業費は次の通り。
=18年度からの新規事業=
▽下洞沢砂防堰堤(木曽川、大桑村)―1億2700万▽アラクラ沢砂防堰堤(木曽川、中津川市山口)―1900万
▽瑞浪恵那道路・恵那工区(恵那市)―5000万▽恵那大橋西交差点改良(恵那市)―3600万▽富士見地区交差点改良(多治見市)―1500万
=砂防事業=
<木曽川水系・岐阜県>
▽川上流路工改築(中津川、中津川市川上)―2億0400万▽薬師沢第1砂防堰堤(落合川、中津川市馬籠)―600万▽本谷砂防堰堤改築(落合川、中津川市落合)―4000万▽入ケ洞砂防堰堤(中津川、中津川市中津川)―5800万▽中津川第12砂防堰堤(中津川、中津川市中津川)―1300万▽和田沢砂防堰堤(落合川、中津川市関谷)―600万▽弥太洞第3砂防堰堤(中津川、中津川市川上)―600万▽アラクラ沢砂防堰堤(木曽川、中津川市山口)―1900万▽中津川管内砂防施設改築(中津川市)―3億5300万
<木曽川水系・長野県>
▽滑川遊砂工(滑川、上松町小川)―1800万▽板橋沢第1砂防堰堤(木曽川、上松町小川)―6600万▽大沢第1砂防堰堤(木曽川、上松町萩原)―1700万▽越百川第3砂防堰堤(伊奈川、大桑村須原)―4億9900万▽下在砂防堰堤工群(木曽川、大桑村下在郷)―8400万▽細久保沢砂防堰堤(木曽川、大桑村長野)―2700万▽太田第1砂防堰堤(木曽川、大桑村野尻)―1700万▽猿沢第1砂防堰堤(木曽川、大桑村上郷)―1700万▽桂川第1砂防堰堤(蘭川、南木曽町広瀬)―4800万▽和合蛇抜沢沈砂池工(木曽川、南木曽町和合)―1億2500万▽桜洞砂防堰堤(木曽川、南木曽町上の原)―2700万▽地蔵沢第1砂防堰堤(蘭川、南木曽町吾妻)―1700万▽上松管内砂防施設改築(上松町・南木曽町・大桑村)―3億7800万
<庄内川水系>
▽市之倉流域里山砂防(市之倉川、多治見市市之倉町)―6500万▽平園第6砂防堰堤(笠原川、多治見市笠原町)―3400万▽日向川砂防堰堤(大原川、多治見市旭ケ丘)―1億6900万▽深田洞砂防堰堤(笠原川、多治見市大畑町)―1400万▽厩ケ洞砂防堰堤工群(笠原川、多治見市笠原町)―1400万▽小木洞砂防堰堤(笠原川、土岐市鶴里町)―4000万▽妻木管内砂防施設改築(多治見市・土岐市)―1億0600万
=道路事業=
▽岐阜19号環境対策(多治見市〜中津川市)―1000万▽瑞浪恵那道路・恵那〜瑞浪武並(瑞浪市〜恵那市)―8億6000万▽可児御嵩バイパス(御嵩町〜可児市)―1000万▽音羽町交差点改良(多治見市)―900万▽釜戸町歩道整備(瑞浪市)―2700万▽山口下山歩道整備(中津川市)―900万
提供:
建通新聞社(2018/05/08)