トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2018/05/09

【東京】都 多摩NT2団地建替、建築を6件に分け発注

 東京都都市整備局は、多摩ニュータウン地区の団地建て替えの一環として、諏訪五丁目団地と愛宕四丁目団地の整備に着手する。諏訪五丁目団地は、既存の諏訪団地建て替えの第一段階として、小学校跡地に3棟210戸の住宅を新築する。愛宕四丁目団地は、東寺方・和田・愛宕の3団地の建て替えに先立ち、こちらも小学校跡地に3棟220戸の住宅を新築する。建築工事は1棟ごとに分割し、9月以降に希望制指名競争入札を中心とした契約手続きを始める。
 諏訪五丁目団地は、諏訪団地(多摩市諏訪4ノ1045他、敷地約16・5f)の建て替えの一環として新設する。既存の団地は5階建てと11階建て(構造は鉄筋コンクリートと鉄骨鉄筋コンクリート)で41棟・1548戸の構成。店舗や公益施設も設置しており、1969年と76年に建設した。躯体や設備が老朽化し、間取りも現在のニーズに対応していないため、団地の建て替えとともにまち全体のリニューアルを開始する。
 第一段階として2018年度に着手するのは、諏訪団地に囲まれる格好となっている旧中諏訪小学校跡地(多摩市諏訪5ノ12ノ2、敷地面積約1万0500平方b)を活用した住宅の新築。鉄筋コンクリート造で11階建て66戸、9階建て81戸、9階建て63戸の3棟計210戸の住宅を整備するとともに、集会所や自転車置き場、ごみ容器置き場、駐車場などを配置する。工事は1棟ごとに建築、電気、給水衛生に分離。エレベーターは3棟を一括する。いずれも希望制指名競争入札による契約手続きを9月以降に行う。設計は杉原設計事務所(新宿区)が担当した。
 一方、多摩ニュータウン愛宕四丁目団地は、築後40年以上が経過して老朽化が進行している多摩ニュータウン東寺方・和田・愛宕の3団地建て替えの一環として新築する。
 多摩市西愛宕小学校の跡地(多摩市愛宕4ノ52、敷地面積約2万3000平方b)に、鉄筋コンクリート造で6階建て66戸、8階建て88戸、6階建て66戸の3棟計220戸の住棟を建設。付帯施設として集会所、自転車置き場、駐車場、ごみ保管施設を整備する。18年度に発注する建築工事は、8階建ての住棟を一般競争入札で9月以降、6階建ての2棟をそれぞれ希望制指名競争入札で19年1月以降に契約手続きを始める。設計はエーシーエ設計東京支社(千代田区)の担当。

提供:建通新聞社