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建通新聞社四国
2018/05/08

【高知】安芸市 僧津地区に新中学校 下期に設計プロポ

 安芸市は、安芸中学校と清水ケ丘中学校を統合し、津波浸水想定区域外に移転するため、建設地として当初から交渉していた僧津地区にある敷地面積約4万平方bの農地を予定している。5月以降に仮契約を行い、正式な契約は、9月議会の議決後のに正式契約を結ぶ予定だ。
 正式契約後、下半期に造成工事を発注するとともに、校舎と体育館の基本・実施設計を外注する。設計者の選定は公募型プロボーザルになる可能性が高い。設計期間は1年半を見込んでいる。工事発注時期は流動的だが、最短で2021年度4月の開校を目指しているという。
 市では、児童生徒の減少が見込まれているため、市立小中学校の統廃合に向けた検討委員会などを通じて、現在の2中学校を1校、9小学校を2校に再編する計画を示している。このうち、中学校については、津波浸水想定区域外で市街地の北側にあり、校区内の地理的偏りが少ないなどの理由により、僧津地区を建設候補地とし、これまで地権者との用地交渉を進めている。 
 2018年度当初予算には、新中学校基本・実施設計委託料8200万円、新中学校用地地質調査委託料956万円を計上した。

提供:建通新聞社