県中部総合事務所県土整備局が2018年度に取り組む道路事業の予算は、補助・交付金と単県費を加えた総額が41億円余りになることが明らかになった。国土交通省が認証した予算額が固まったもので、前年6月の予算規模をやや上回る。
国の認証後の道路予算は、補助事業(地域高規格道路)が10億1400万円、社会資本整備総合交付金(改築系)が1億3690万円、防災・安全交付金が18億7522万円。街路が1億0600万円。一方、県単独の事業は9億3782万円になっており、道路事業全体では40億6995万円になっている。
個別の事業について見ると、高規格道路・倉吉関金道路は7億0200万円で、小鴨1号橋の上部工事(5径間分)や土工を促進するとともに、補償交渉や埋蔵文化財調査に取り組む。また、山陰道・北条道路の整備に関連して整備する北条JCTに2億円が配分された。
社会資本整備交付金は、改築系の予算が前年度の半分にとどまっている一方、防災・交通安全交付金のうち、橋梁補修・補強は前年を1・34%上回る10億8900万円。新田橋や天神橋などの整備を進める。
同県土局では、次の県議会で国の認証に伴う予算を補正するなど、速やかな予算執行に向けた準備に取り組んでいる。
日刊建設工業新聞