京都市上下水道局はこのほど、今年度の単年度計画及び今年度の運営方針を明らかにした。
今年度は「京(みやこ)の水ビジョン−あすをつくる−」(2018〜2027)及びその前期5ヵ年の実施計画「中期経営プラン(2018−2022)」のスタート年。
主な取組項目は▽水質監視装置更新・増設計画の策定[水質第1課]▽山間地域の水質監視装置設置及び機能増設工事の設計(2018〜2019年度)[水道部施設課]▽2019年度水道水質検査計画の策定[水質第1課]▽高機能な粉末活性炭の導入・効果の検証(蹴上浄水場、松ケ崎浄水場、新山科浄水場での注入を実施)[水道部管理課、水道部施設課]▽高機能な粉末活性炭注入設備設置工事に係る基本計画の策定及び基本設計の実施(2018〜2020年度)[水道部管理課、水道部施設課]▽新山科浄水場導水トンネル築造工事実施(2017〜2027年度)[水道部施設課]▽松ケ崎浄水場高区1・2号配水池改良工事実施(2017〜2021年度)[水道部施設課]▽新山科浄水場高区4号配水池耐震化工事実施(2018年度)[水道部施設課]▽新山科浄水場高区2号配水池耐震化工事の実施設計完了[水道部施設課]▽松ケ崎浄水場中央監視制御設備更新に係る実施設計完了[水道部施設課]▽水道管路の維持管理部門における南部エリアの在り方の検討[水道部管理課]▽老朽化した配水管の更新・耐震化の実施51・7q(配水管更新・耐震化工事実施30・7q、補助配水管更新・耐震化工事実施21・0q)[水道管路課]▽最高区吉田連絡幹線配水管布設工事実施(1999〜2019年度)[水道管路課]▽低区御池連絡幹線配水管布設工事実施(2014〜2022年度)[水道管路課]▽高区花園連絡幹線配水管布設工事実施(2014〜2020年度)[水道管路課]▽下水道管路の計画的な巡視や点検の実施[下水道部管理課]▽腐食のおそれが大きい箇所の点検調査3・0q[下水道部管理課]▽修繕履歴等を含めた管路情報のデータベース化[下水道部管理課]▽下水道管路の調査及び改築・地震対策の実施33q[設計課]▽点検整備計画に基づく施設の定期整備の実施[下水道部施設課]▽石田水環境保全センター自家発電設備改築工事完了(2016〜2018年度)[設計課]▽津知橋幹線等工事実施(2016〜2021年度)[設計課]▽市内南部エリアを所管する事業・防災拠点の整備に係る基本計画の策定[総務課他]▽仮設給水槽配備の検討[総務課]▽マンホールトイレの継続的な整備(避難所となる小中学校等17ヵ所)[設計課]▽伏見第3導水きょ工事実施(2015〜2019年度)[設計課]▽広域化・広域連携の在り方の検討(京都府域全体に係る水道ビジョン策定への参画、京都府主催の圏域会議への参加を通じた近隣自治体との連携等)[経営戦略室]▽北部営業所(北部、左京営業所担当区域)の開所[お客さまサービス推進室]▽水道スマートメーターの導入に伴う効果等の研究及び試験的導入[お客さまサービス推進室]▽疏水路の維持管理・整備、石積の補修[総務課、水道部施設課]▽琵琶湖疏水記念館リニューアルに向けた詳細設計・工事[総務課、水道部施設課]▽蹴上インクライン有効活用に向けた検討[総務課、水道部施設課]▽[総務課、水道部施設課]▽新山科浄水場高区送水ポンプ更新工事完了(2016〜2018年度)[設計課他]▽池田ポンプ場沈砂池設備更新工事完了(2017〜2018年度)[設計課他]▽下水道事業に係る体験型研修施設の整備[企業力向上推進室他]▽公契約基本条例に基づく取組の推進[総務課、契約会計課他]▽上下水道サービス協会の在り方の検討[経営戦略室]▽優先順位を踏まえた建設事業計画の作成・実施[経営戦略室]▽庁舎の長期修繕計画に係る調査の実施(長期修繕計画調査対象(計4ヵ所)、水道管路管理センター元北部配水管理課・南部給水工事課、みなみ下水道管路管理センター山科支所・西部支所)[監理課他]▽民間活力の導入の推進(営業所水道開閉栓業務(東部、西部、左京)、鳥羽水環境保全センター吉祥院支所における運転管理業務の委託範囲の拡大)[下水道部施設課]▽水道・下水道管路のデータベース(管路情報管理システム)の統合に向けた検討[技術監理室他]▽下水道大規模更新等に備えた積立金の確保[経営戦略室]▽南北拠点整備に伴う空き施設の全庁的な活用方法の検討[総務課、経営戦略室]▽保有資産の有効活用の検討及び売却・貸付の推進[総務課、経営戦略室]▽水需要喚起策の実施及び新規施策の検討(ミスト事業や水飲み場設置の更なる推進等)[総務課、経営戦略室]。
主な数値目標は、▽[浄水施設の耐震化率]51・0%(2017年度見込)→51・0%(2018年度目標)▽[配水池の耐震化率]28・1%(2017年度見込)→31・3%(2018年度目標)▽[老朽配水管の解消率]23・0%(2017年度見込)→27・1%(2018年度目標)▽[主要管路の耐震適合性管の割合]51・3%(2017年度見込)→52・6%(2018年度目標)▽[下水道管路改築・地震対策率]11・4%(2017年度見込)→14・8%(2018年度目標)▽[処理施設の改築更新数]−(2017年度見込)→13施設(2018年度目標)▽[合流式下水道改善率]63・1%(2017年度見込)→66・2%(2018年度目標)▽[雨水整備率(10年確率降雨対応)]28・0%(2017年度見込)→28・6%(2018年度目標)など。