中部電力(名古屋市東区東新町1)は5月1日、同日付で四日市火力発電所のバイオマス発電設備に着工したことを明らかにした。施工は住友重機械・中部プラント共同企業体(東京都品川区)が担当している。
新たに建設するバイオマス発電設備は、発電出力4万9000`h。年間発電電力量は、一般家庭約12万世帯分に相当する約3・8億`h時で、年約16万dの二酸化炭素削減効果を見込んでいる。燃料には木質ペレットを年間約15万d、パームヤシ殻を年間約7万d使用する見通し。
同設備が入る建屋の規模は、本館が鉄骨造3階建て延べ2391平方b、燃料受け入れ建屋が鉄骨造平屋240平方b。設計は中部プラントサービス(名古屋市熱田区)が担当している。
完成は2020年4月上旬を予定。同月中の運転開始を目指している。
建設地は四日市市三郎町1の四日市火力発電所構内。
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建通新聞社