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日刊建設工業新聞
2018/05/07

【鳥取】鋼橋上部工は10億円規模/岩美道路浦富高架橋

 国道178号岩美道路の建設について、鳥取県土整備事務所は2日、浦富高架橋一部を構成する鋼橋上部工の設計図書を大方固めた。概算工事費は10億円。本庁決裁後、技術提案評価型総合評価として5月中にも工事公告する。
 大型構造物の浦富高架橋(岩美道路3号橋)は、浦富IC(インターチェンジ)から東側のJR山陰本線にかけて延長872bを計6タイプの橋梁で結ぶ連続高架橋。うち上部工はJR本線から西側に向かって鋼5径間を一昨年度、IHIインフラシステム(大阪府堺市)が受注し架設している。
 今回はさらに西側に続けて鋼橋を整備する(=写真)。橋梁タイプは「鋼5径間連続少数主桁橋」。橋長185・0b、幅員7・0(12・0)b。鋼重700・6d。架設工法は「ベント併用トラッククレーン架設」を採用する。
 同事務所山陰道・岩美道路推進室は「5月連休明け早々に設計書を本課(県庁)に持っていく」と話しており、本庁が設計内容を精査し早ければ5月中に工事公告する。
 発注形態は工事費10億円未満のため県外の鋼橋メーカー単独(P1100点以上)が対象となりそう。公告後、本庁が技術提案に関わるテーマと着目事項を求め入札価格と合わせ審査し、8月までに仮契約を締結。その後9月県議会で工事請負承認を得て着工する。
 予算は20年度にまたがって「債務負担行為」を設定しており、工期は10月から21年3月まで。


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