岐阜県教育委員会は、加茂地域の県立学校の余剰教室を利用して高等特別支援学校を整備する。2018年度は対象となる県立高校の選定などを検討する。これは、新子ども輝きプランに基づき、18年度から取り組むアクションプランの中で示した。
同プランでは、重点施策として、「県内各地域への高等支援学校機能整備」「障害がある児童生徒に対応した学びの場整備」「教員の専門性向上」の三つの重点施策を設定した。
このうち、高等支援学校機能整備では、岐阜清流高等特支校や西濃高等特支校の開校に続き、加茂地域に高等特支校を整備する。同地域の県立学校を対象に校舎の一部を整備することなどを想定しているが、現段階では白紙で、検討する組織を立ち上げるかなど、協議する方法についてもこれから決める。最短で21年度の開校を目指す。
障害がある児童生徒に対応した学びの場整備では、郡上特別支援学校の方向性として、小、中学部がある大和校舎(郡上市大和町栗巣32ノ1)と高等部がある那比校舎(郡上市八幡町那比3068)について、一つの校舎にすることを視野に検討する。
また、中濃特支校と関特支校が近い位置にあることや、中濃はプレハブ校舎であることなどの理由から、統合することも視野に方向性を検討していく。
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建通新聞社(2018/05/02)