亀山市は、「亀山市立図書館整備基本計画〈案〉」を公表した。同計画は、亀山駅前(御幸町)で進めている「亀山駅周辺市街地再開発事業」で建設する複合施設内に新図書館を移転整備するもの。
市は新図書館の整備・運営に当たり、PPPやPFIなど公設民営や民間主導による手法を検討している。
複合施設の事業スケジュールについては、8月までに基本設計をまとめ、2019年1月にも実施設計を行う。工事については19年度に着手し、22年3月までの完成を目指す。開館は22年4月を計画している。
新図書館については、18年度内に概算事業費を確定させる。19年度に管理運営方法を検討し20年度に確立させる。
新図書館の想定面積は3000平方b。主な内容は、開架図書エリア(1200平方b)、閉架図書エリア(700平方b)、親子・児童エリア(420平方b)など。駐車場形式や外構整備については市街地再開発事業の中で検討する。
また、環境への配慮として「建物の長寿命化」や「自然エネルギーの有効利用」、「省エネルギーの推進」に向けた整備項目として、▽耐震性に優れた構造▽更新・修繕など維持管理に配慮した設備▽太陽光発電設備の導入▽間接光や拡散光など自然採光の採用▽断熱性・日射遮蔽性の高い建具やガラスによる熱負荷軽減▽人感センサーと連動した換気設備の導入―などを挙げている。
基本設計は東畑建築事務所名古屋事務所(名古屋市中村区)が担当している。
提供:
建通新聞社