一般社団法人新潟市建設業協会(会長・福田勝之福田組代表取締役会長)は27日、新潟市中央区のANAクラウンプラザホテル新潟で18年度定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、福田会長の再任を決めた。
冒頭、あいさつに立った福田会長は「生産性向上や働き方改革の取り組みが始まっており、協会としても円滑な施工、品質確保や安全確保に努め、地域の安心・安全なまちづくりに貢献し、郷土の発展に尽力していかなければならない。そのためにも、新潟市に対し今後も引き続き安定的・持続的な工事量の確保を要望するとともに、制度面での改善が実効あるものとなるよう意見交換していきたい」と述べた。
議事では、17年度事業概況報告、収支決算および監査報告、18年度事業計画と収支予算を審議しいずれも原案通り承認。18年度事業計画として、事業量の確保や改正品確法に基づく発注関係事務の運用に関する指針を徹底すること(適正な予定価格の設定、施工時期の平準化、市内企業優先の入札拡大など)の要望、長時間労働の是正や週休2日に向けた取り組み、除雪作業や災害時における協力体制の確立などを盛り込んだ。
総会の後、新潟県建設業協会新潟支部と合同の懇親会を開催。来賓の篠田昭新潟市長は、平成最大規模の降雪となった今冬の除雪作業に対して感謝の言葉を述べるとともに、「今後も中央環状道路や万代島ルートなどの大型事業が控えている。ともに良いまちづくりを行えるよう皆さんの力を発揮していただき、提案があればどんどん出してほしい」と話した。続いて永井武弘新潟市議会議長の音頭で乾杯し、参加者は和やかな雰囲気の中で親睦を深めた。