徳島市は、第7期介護保険事業計画(2018〜20年度)における地域密着型介護老人福祉施設(小規模特養)整備事業者の公募を公告した。6月29日まで事前協議を行い、7月2日から同6日にかけて応募書類の提出を求める。順調なら書類審査や選定委員会による選考を経て9月下旬には事業者を決めたい考え。
計画期間に日常生活圏域に各1施設(計4カ所、定員116人)を新たに整備する。施設は全個室ユニット型で3ユニット(定員29人)での事業開始を求めている。生活圏域は北部・西部・南西部・南東部の4地域あり、地域を構成するいずれかの地区に1カ所整備することにしている。市内ではこれまでに日常生活圏域に各1カ所(計4カ所、定員116人)の同施設が開設され、現行計画期間中の15〜17年度では、新たに8施設(日常生活圏域に各2カ所)の整備を見込んでいたが、15年度の整備事業者公募時に、現有施設に空きがあり、充足しているなどの理由で公募を見合わせ、県に補助金(基金)を返還するなどしていた。
市は今後、9月下旬の事業者選定と県への予算措置申請を目指していく。なお、市は当初予算に施設整備費補助金4億9530万円を確保しているが、18年度の補助金については現時点で確定してないとし、補助金の不交付も念頭にしてほしいと呼び掛けている。順調なら20年度4月の開設を目指し、18〜19年度で事業主体ごとに整備進捗が図られることになる。
対象整備地区は次の通り。
▽北部地域−渭北、渭東、沖洲、加茂、応神、川内
▽西部地域−佐古、加茂名、不動、国府、南井上、北井上
▽南西部地域−内町、新町、西富田、東富田、八万、上八万、入田
▽南東部地域−昭和、津田、勝占、多家良
提供:建通新聞社