静岡県と県内35市町の2018年度当初予算のうち、普通建設事業費または投資的経費の総額は17年度当初比2・2%増の約3802億円となった。
内訳は、県の投資的経費が2・9%増の1741億1300万円、35市町の総計が2060億9006万円で1・6%増。17年度当初比で増加を示したのは18市町。松崎町の98・7%増、下田市の72・8%増、熱海市の71・8%増、東伊豆町の61・2%増が目立つ一方で、吉田町の41・2%減、河津町の29・2%減、西伊豆町の24・9%減、森町の13・4%減などの落ち込みが見られた。大幅な増加を見せたのは全て東部地区の市町となった。また、政令2市の予算を見ると、静岡市が投資的経費6・0%減の416億5442万円と前年度に続き減少を示した一方で、浜松市は投資的経費3・4%減の425億3692万円と前年度並みを保った。
地区別では、東部地区のみ増加を示し、中部と西部は減少した。東部地区は下田市など12市町で増加し、全体で9・9%増の697億8501万円。
中部地区は、静岡市など4市町が減少し、牧之原市など3市が増加した。全体では3・9%減の635億0825万円。
西部地区は、磐田市と御前崎市、菊川市が増加した一方で、森町、湖西市、掛川市、浜松市、袋井市が減少した。全体では0・6%減の727億9680万円となった。
提供:建通新聞社
(2018/4/27)
建通新聞社 静岡支社