建通新聞社
2018/04/25
【大阪】府都市整備部 総合評価「簡易型」を試行
大阪府都市整備部は、2018年度の総合評価落札方式(設備工事を除く)の取り組み方針を公表した。7月2日以降に公告する土木一式工事で、「簡易型」を試行導入する。
同部では、原則予定価格が3億5000万円以上の土木一式工事、舗装工事、造園工事、橋梁上部工事(鋼製・PC)を総合評価落札方式の対象としている。同部の総合評価落札方式には「技術提案型」(標準)、同(高度)があり、18年度は技術提案を求めない「簡易型」を新たに導入する。
簡易型は、7月2日以降に公告する予定価格3億5000万円以上22億9000万円未満の土木一式工事の案件の中から試行導入する。技術的な工夫の余地が小さい工事において、工事成績などの実績、施工実績などを評価する。
一方、設備工事については、18年度から工事成績や優良表彰の加算方法などを変更した。
主な変更点では、過去1年間の工事成績点について、従来はマイナス2〜4点の幅で評価していたが、18年度からはマイナス1〜2点の幅に変更。また、随意契約案件も加点・減点の対象となる。同部優良建設工事等表彰については、これまで0・5〜1点で加点していたが、上限を3点まで引き上げる。
また、若手技術者(40歳以下)、女性技術者を監理技術者や現場代理人、担当技術者として現場施工期間に配置した場合に加算評価する他、同部での同種同規模工事の施工実績や工事成績点実績も加算対象に加える。