国土交通省高山国道事務所は、2018年度事業概要を公表した。道路改築事業費は、国道158号中部縦貫道高山清見道路整備に17年度と同額の39億2000万円を充てる他、国道41号の石浦バイパス(BP)1・2工区に23億1000万円を計上するなど、計66億1000万円(前年度比6・4%減)となった。この他、交通事故重点対策事業に3000万円(同0・8%増)を、道路交通安全施設等設置事業に7億4900万円(同1・2%増)を充当する。また、新規で無電柱化推進事業に2500万円を充てる。
事業別の18年度事業概要は次の通り(▼は新規)。
<道路改築>
▽中部縦貫道高山清見道路(高山インターチェンジ(IC)〜丹生川IC間―改良、橋梁上・下部工、用地取得、環境・水文・埋蔵文化財調査の他、関係機関との協議を進める
▽石浦BP1工区(高山市久々野町久々野〜一之宮町間)―改良工や橋梁上部工、宮峠トンネルの仕上げに向けた設備工や舗装工などの他、用地取得や関係機関協議などを進める
▽石浦BP2工区(高山市一之宮町〜千島町間)―引き続き用地取得を進める他、トンネルや橋梁の設計、環境調査、水文調査などを進める
▽屏風岩改良(下呂市保井戸〜門原間)―測量、用地調査の他、関係機関との協議を進める
▽門原防災(下呂市門原〜三原間)―測量や用地取得に向けた幅杭の設置、用地調査、トンネル設計、橋梁設計、環境調査などを進める
▽船津割石防災(飛騨市神岡町船津〜神岡町割石間)―測量や用地調査の他、トンネル設計、橋梁設計などを進める
<交通安全施設等整備>
▽井尻歩道拡幅(下呂市金山町金山)―延長300b区間の歩道拡幅工事を行う
▽中切付加車線(下呂市金山町中切地内)―1・1`区間の調査・設計を行う
▼宮田歩道整備(下呂市萩原町宮田)―下り線の歩道未整備区間800bの整備に向け調査設計、用地取得を進める。
▽宮田歩道整備(下呂市萩原町宮田地内)―国道41号の歩道未整備区間延長800bの整備に向け調査・設計と用地取得を行う
▽梨ケ根登坂(飛騨市神岡町梨ケ根地内)―国道41号の延長1・9`区間に登坂車線を設置するため、順次用地取得や工事を進める
▼冬頭電線共同溝(高山市冬頭町)―国道41号冬頭町で電線共同溝整備に向け調査設計を進める
提供:建通新聞社(2018/04/25)