日本工業経済新聞社(山梨)
2018/04/24
【山梨】内示後に分割発注 県子どもの心のケア総合拠点整備
県は本年度、心のケア総合支援事業への取り組みの中でこころの発達総合支援センターなどの施設建設に着手する。主な施設の総延べ面積は6592u。国の内示を待って各建物分割による発注手続きに入る予定で、秋口には着工となる運び。2019年度中の完成を目指して事業を進める。
甲府市住吉2丁目の旧職員研修所跡地(敷地A1万4690u)に計画される施設は、こころの発達総合支援センター、児童心理治療施設、中央児童相談所および特別支援学校に大きく分けられる。
各種検査室や相談室などを備える支援センターはRC造2F延べ1493u。入所30人、通所15人を定員とする治療施設はRC造2F延べ1132uで、別棟の入所部門(W造2F延べ770u)と接続する。1階に男子(1ユニット8部屋×2)、2階に女子(1ユニット7部屋×2)の居室を配置する。
治療施設の子どもたちが通う支援学校は教室棟がRC造2F延べ929uとされ、メディアルームや音楽室などの特別教室はW造平屋延べ200u。教室は1階に小学生6学年、2階に中学生3学年分を振り分け、職員室や特別教室も2階におく計画。体育館はS造平屋延べ300u規模。
4施設に関しては工事発注も分割で行う方針で、6月半ばにも見込まれる国の交付金内示後に入札手続きを進める流れ。夏から秋ごろの工事着手を想定している。
周囲の園庭や駐輪場などを含めた外構工事は、建物が完成に近づいた段階で別途発注する。来年度中の完成を目指す。
【配置図あり】