日本工業経済新聞社(群馬)
2018/04/24
【群馬】県藤岡土木事務所は視える化工程表の作成を実施
県藤岡土木事務所は20日、週休2日制モデル現場の試行に伴う視える化工程表の作成を初めて行った。同事務所の工事監督員と若手技術職員3人のほか、石井所長や中野次長、各係長、受注者の塚本建設(藤岡市)の主任技術者等が参加した。石井所長は弊紙の取材に「今年度から技師、主任など若手技術職員が担当する工事を対象に、いくつかの現場で視える化工程表の作成に取り組み、若手の現場管理能力の向上を図っていきたい」と意気込んだ。
当日は視える化工程表の作成が定められている受注者希望型の週休2日制モデル試行現場である主要地方道下仁田上野線の道路改築事業を対象に実施した。受注者を交えて事業目的やリスクなどを明確にする目標すりあわせシートを作成。これを基に現場条件に見合った適正な作業日数を視える化工程表を作成した。コーディネーターは県建設企画課の黒澤主幹が務めた。
目標すりあわせシートには参加者から挙がった工事の目的や工程を左右するリスク、段取りなどを記載。受発注者間で情報共有し、工事を円滑に進めるための工程を確認した。
受発注者間で作成する工程表は若手技術職員の現場管理能力の向上を図るため、工事目的の理解や工程を左右するリスクの存在、工事の段取り、自らがいつ何をすべきかの把握を行うもの。