最高裁判所は、秋田市山王七丁目にある秋田地方・家庭裁判所を現在地で建て替えるため、今年度は6月以降に敷地調査を約4カ月の履行期限で委託するほか、仮庁舎の新営工事を12月以降に繰り越しで発注する考えだ。新庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造6階・地下1階建て、延べ床面積10,112u規模を想定しており、全体計画額は57億8,275万3,000円。計画期間は今年度から平成35年度までを予定している。
計画は、既存施設が建築から50年以上を経過し、老朽化・狭あい化が進んでいるため、現在地で建て替えるもの。現施設は昭和43年に建設された鉄筋コンクリート造5階・地下1階建て、延べ床面積7,421u規模。
今年度は敷地調査のほか、仮庁舎の新営などを行う予定で、仮庁舎は軽量鉄骨造3階建て、延べ床面積約6,900u規模。12月以降、繰り越しで工事発注し、来年度の完成を目指す。工事発注規模は6億円以上を想定している。
新庁舎と仮庁舎の基本設計はいずれも最高裁判所が直営で実施するほか、6月以降に委託する敷地調査で測量を行う。また、両施設の実施設計については委託形態・委託時期のいずれも現在、検討している。
提供:秋田建設工業新聞社