日高村は、2019年度からの2カ年で新庁舎建設を予定しており、大建設計(大阪市)・艸建築工房(高知市)JVで設計を進めている。基本設計は8月末に完了する予定で引き続き実施設計に移行し、18年度末の設計完了を目指す。
第1候補案の構想規模は鉄筋コンクリートと木造の混構造の3階建て延べ約2500平方で、1、2階を鉄筋コンクリート造、3階を木造で考えている。建設方法は、現庁舎を使用しながら北側駐車場に新庁舎を建設し、完成後に現庁舎を解体して駐車場を設ける方式に決定。解体する施設は現北庁舎と南庁舎がいずれも鉄筋コンクリート造2階建ての計1151平方b、就業改善センターが同造2階建て延べ394平方b、商工会館が同造2階建て延べ118平方b。就業改善センターと商工会館は新庁舎に合築される。駐車場は現庁舎と商工会館の跡地などに平面100台規模を整備する。建築の発注は19年度早期を目指しているが、設備を分離するかは未定。外構を含む建築工事費は約13億円を見込んでいる。
なお、関連事業として、仁淀消防組合が事業主体となって仁淀消防日高分署および中央分団屯所の建て替えを村庁舎建設と同時に予定しており、こちらは鉄筋コンクリート造2階建て延べ167平方bの分署と木造2階建て延べ45平方bを取り壊し現在よりやや南側へ建て替える。就業改善センターを壊した跡地は消防の駐車場とする。
提供:建通新聞社