ユーラスエナジーホールディングス(稲角秀幸社長、東京都)は、薩摩川内市など3市1町の市町境界付近に、(仮称)北薩風力発電事業を計画している。現時点では、最大10万kwの定格2000kw〜4000kw級風力発電機を最大25基程度の設置を想定。今後の現地調査結果や許認可協議等を踏まえた概略設計および詳細設計で発電設備の配置計画および基礎構造を検討する。
事業実施想定区域は、薩摩川内市、阿久根市、出水市およびさつま町の市町境界付近の約1209ha。今後の風況調査および地形などを考慮し、区域を絞り込んでいくこととしている。
風力発電機は、出力2000〜4000kW級、ブレード3枚、ローター径80〜120m、全高118〜145mを予定。工事は、道路と造成および基礎、据付、電気などを想定している。詳細な工程計画は、今後の系統連系協議、各種調査、設計を経て決定する。
計画段階環境配慮書の作成は、いであ(東京都)が担当。
対象地域となっている3市1町と県庁において環境影響評価法に基づく計画段階環境配慮書の縦覧を5月9日まで実施している。
なお、同様の地域で風力発電事業を計画しているのは、ジャパンウィンドエンジニアリング(仮称・さつま風力発電事業)、電源開発(仮称・北鹿児島風力発電事業)に次いで3事業目。