採卵親鶏やブロイラー種鶏の食肉加工等を行うエヌチキン(徳満義弘社長、南九州市)は、第3加工場を増設する。近く実施設計を終える予定で、施工業者選定は入札で決める。5月の着工、2019年10月の完成を目指す。
建設地は、知覧町郡3718外の現工場東側の敷地1万166u。建物規模はS造2階建3671u。成鶏加工品を生産拡大し、養鶏業者の生産性・経営安定を図る。投資予定額は約15億円(土地取得費約4400万円を含む)。
新工場では、ミンチ、鶏タタキ、炭火焼、ブツ切りなどの加工品を生産。自動タタキ機(200kg/h×2ライン)や深絞真空包装機(1400kg/日)は、現行工場の2倍の処理能力に拡大するほか、炭火焼熱処理機械および選別ライン(2300kg/日)を設置する。
また、エアーハンドリングシステムを導入し、空調設備の効率化と空気清浄度を向上。鶏タタキラインには、過熱水蒸気オーブンによる殺菌処理システムを確立する。
12日、同市役所で立地協定式があり、県商工労働水産部の田ア寛二部長の立会いの下、徳満社長と塗木弘幸市長との間で固い握手が交わされた。