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鹿児島建設新聞
2018/04/20

【鹿児島】県内19市、18年度主要建築計画/薩摩川内市コンベンション 実施設計に着手

国際交流センターコンベンション 本紙では、県内19市の2018年度当初予算からみた主要建築計画をまとめた。主なものは、薩摩川内市がコンベンション建設に向けて実施設計に着手するほか、鹿児島市が国際交流センターや玉里団地26号棟を推進。垂水市では新庁舎建設の基本・実施設計、南さつま市は本庁舎耐震化に14億円を予算化した。
 県内19市の一般会計の予算規模は7126億1749万円。鹿児島市(2509億円)を筆頭に、霧島市(558億円)、薩摩川内市(529億円)、鹿屋市(478億円)など。工事請負費の総額は597億6528万円で、前年度当初比2%の増となった。
【鹿児島・日置地区】
 鹿児島市では、本庁舎整備で別館自走式立体駐車場や周辺建築物の解体等を予定。また、玉里団地26号棟(RC造9階建3713u)に着手し、19年度までの2カ年で行う。旧市立病院立体駐車場等の跡地には、県と一体となって国際交流センター(9階建約3800u)を建設する。新南部清掃工場整備には10億円近くを計上した。
 日置市では日吉中に小中一貫の日吉義務教育学校を整備。新棟建設も視野に入れ、設計を進める。いちき串木野市は新学校給食センターの建設地を西薩中核工業団地内に決め、実施設計に着手する。
【南薩地区】
 指宿市は、新市民会館建設に向けた基本・実施設計を行うほか、枕崎市では南溟館大規模改造や図書館耐震化など。南さつま市は本庁舎耐震化へ14億円を予算化。加世田小大規模改造も継続する。南九州市は牧之内団地建て替えがあり、9棟25戸(世帯向け12戸、単身者向け13戸)を予定。
【北薩地区】
 阿久根市は旧国民宿舎を解体し、跡地を無償で30年間貸し付ける。出水市は上場、東出水、下水流の3小学校と米ノ津、高尾野の2中学校の屋内運動場で非構造部材の落下防止を実施。薩摩川内市の小中一貫校は太陽光やプール、夜間照明などを進め19年4月開校を、コンベンション施設は11月着工、20年7月の運用開始を目指す。
【姶良・伊佐地区】
 霧島市は向花小や日当山中で大規模改造のほか、西郷どん村に新たに物産館を新築。伊佐市では旧衛生センターの解体設計や新庁舎建設に向けた基本構想を策定する。姶良市は開館から20年以上が経過した加音ホールの設備改修を予定している。
【大隅地区】
 鹿屋市は、新規に鹿屋東中校舎増築を18−20年度でスタートさせるほか、志布志市は伊ア田中の特別教室棟等を改築。垂水市では新庁舎建設地を旧フェリー駐車場用地に最終決定し、基本・実施設計に移る。曽於市は新規で財部消防分署建て替えを予定している。
【熊毛・大島地区】
 西之表市の桜が丘住宅は、外壁補修や塗装、給排水施設等の更新を実施。対象は1号棟(RC造4階建1103u)で、2、3号棟も年次的に改修する。奄美市では、本庁舎建設が12月末に完成予定。移転作業終了後、現庁舎の一部解体を行う。

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