郡上市は、2018年度に計画していた積翠荘の跡地利用整備を見送った。具体的な内容が固まらなかったため、引き続き検討していくことにした。3月に行った17年度の第1回都市計画審議会で明らかになった。
積翠荘跡地利用で当初18年度に伝統的な工芸品を展示する施設をはじめとする広く利用できる施設の整備を計画していたが、具体的な利用内容が決定しなかった。八幡中央地区計画では事業費1億9000万円を付けたが、具体的な計画案を示せる段階でないため、18年度は引き続き、検討することとなった。
この他、会で報告された事業の進捗状況としては、八幡中央地区の計画で電線類無電柱化整備は、18年度までに計画延長1・5`に全て管路を敷設し終える。19年度は電線管理者が入線し、42本の抜柱が完了すれば、舗装して事業が完了する。
防火設備整備事業で防火水槽40立方bを下枡形の旧踊り屋形がある官地に整備する。17年度は100立方bを整備したが、防水層を埋設すると上部が利用できないため、消防水利の基準を満たせないことから、この位置と規模のものを選んだ。規模が小さくなることから、水のまちづくり推進事業で島谷用水をポンプアップして側溝に流し、条南町や中野などに流れる水利の二次的な補完として整備する。
道路修景整備では、無電柱化により電柱が無くなるので、伝建地区で同じ基調でそろえ、統一デザインの街路灯を50カ所程度設置するための設計を行う。
提供:建通新聞社2018/04/18