九州北部豪雨、水防法改正を反映 花月川の整備目標流用を計画高水流量規模の1200立方bに 筑後川河川事務所は、筑後川水系河川整備計画を変更した。計画は2006年に策定されが、水防法の一部改正や九州北部豪雨の発生などを踏まえ、内容の修正・追加を行った。
計画では、今後おおむね20年かけて実施する具体的な工事や維持管理について定めている。水防法の一部改正や関東・東北豪雨、九州北部豪雨で発生した浸水被害などを反映し、計画を一部変更した。
浸水被害への対策のとして、筑後川支川の花月川について整備目標流量を計画高水流量規模の1200立方b/秒に設定。掘削や河道拡幅などにより対応する。水防法改正などを踏まえた変更としては、地震津波対策、施設能力を上回る洪水などへの対策を追加。施設能力を上回る洪水などへの対策では、ハード・ソフト両面での対策を推進し、被害の軽減に努める。
同事務所では、河川整備計画の点検などを実施する場として筑後川学識者懇談会を17年11月に開催し、計画の変更を決定。公聴会や関係機関との協議を経て、計画を変更した。