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北陸工業新聞社
2018/04/18

【富山】管路耐震化を95%に/西部水道事業ビジョン策定/県企業局 

 富山県企業局は、県営西部水道用水供給事業水道事業ビジョンを策定した。
 同事業は、和田川・子撫川浄水場から高岡、射水、氷見、小矢部の4市に水道用水を供給している。計画給水量13万5000立方メートル/日。水道ビジョンは27年度を目標年度とし、基本理念に「安心を送り続けます〜安全な水道用水の安定供給」を掲げ、持続、強靱、安全の観点から▽経営基盤の持続的安定化▽安全性確保の充実▽水道施設全般の耐震化▽危機管理体制の強化―などの施策目標を定めた。
 具体的な取り組みでは、送水管路の耐震適合率を現況84・1%から95%に高め、子撫川浄水場の耐震化対策を実施するほか、アセットマネジメントを用いた中長期的な更新計画の策定、水質監視装置の更新、災害や事故に強い施設整備の検討、受水団体との連携などを進める。
 更新基準を法定耐用年数の1・5倍と設定し、更新需要を平準化した場合、年平均の更新需要は構造物・設備で約4・4億円、管路で約3・2億円の再投資が必要とした。管路更新は、氷見支線を19年度までに完了させ、引き続き射水市内(日の宮線、上野線)で着手し、54年度までに全管路を更新する。
 浄水場の主な工事は次の通り。
▽和田川浄水場
・取水口オイルフェンス設置
・活性炭注入設備更新
・次亜生成装置更新
・射水上野送水ポンプ更新
・沈殿池寄機点検整備
・高岡送水ポンプ点検整備
・取水口除塵機点検整備
・非常用発電機細密点検
▽子撫川浄水場
・着水井除塵機設置
・ダムテレメータ更新
・着水井バイパス管布設
・着水井入口弁更新
・沈殿池入口弁更新 
・沈澱池撹拌機点検整備
・ろ過池連通弁整備
・非常用発電機細密点検

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