建通新聞社
2018/04/18
【大阪】もと淀川区役所など跡地 対話結果を公表
大阪市は、もと淀川区役所・もと淀川区保健福祉センター跡地の土地活用に関するマーケット・サウンディングを実施し、民間事業者との対話結果を公表した。対話には8者が参加。このうち5者が、新淀川図書館以外の中核施設として「商業系施設」を提案したことが分かった。市は提案内容を踏まえて公募条件などを整理し、早ければ2018年度に開発事業者を公募する考えだ。
対象用地は全体で約5390平方b。もと区役所と保健福祉センター、その他市有地で構成する。所在地は、阪急十三駅から約200bの場所で、府道大阪高槻線に面し、淀川河川公園にも近い(大阪市淀川区十三東1丁目)。
同地では、市が新淀川図書館を整備する計画で、隣接店舗などを含めた開発に民間活力を活用する方針だ。これに向け、同地を開発する意欲がある民間事業者を対象に提案を募っていた。
提案したのは8者。想定している施設の内容では、5者が商業系施設、2者が教育系施設、1者が住居系施設を提案。敷地の活用イメージについては、大半の6者が1棟での整備をイメージしていることが分かった。また、市立駐輪場の設置場所に関しては、複合施設の地下が2者、敷地南側の平面が2者、複合施設内が1者、敷地西側か東側の平面が1者、提案なしが2者だった。
市は必要な機能として▽1500平方b程度の市立図書館(整備後は市が運営)▽450平方b程度の市営駐輪場(〃)▽図書館と一体感のある飲食店、書店など(整備後は事業者が運営)―などを示している。