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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/04/17

【茨城】常陸太田市が水府地区小中一貫校建設/18年度県北地区主要建築計画


 県北地区の市町村で2018年度に計画されている主要建築事業を見ると、常陸太田市では水府地区に小中一貫校を整備する。本年度から校舎建設工事に着手。規模はW造2階建て、延べ約4500u。校舎、体育館、外構など含めた全体事業費は19億円を試算する。日立市では南部地区に消防庁舎を建設する。予算額は2カ年継続で16億3810万円。大子町では新庁舎建設に向けた基本・実施設計業務のプロポーザルを昨年度末に公告した。東海村の(仮称)歴史と未来の交流館は実施設計と造成工事を進める。建設工事着手は19年度。

 県北地区の18年度主要建築事業は次のとおり。
 【日立市】
 ◆南部地区消防庁舎整備事業=老朽化が著しい臨港消防署、臨港消防署久慈出張所および多賀消防署大沼出張所の機能を集約する形で新設する。設計は日木産業梶i日立市)が担当。規模は約2800uで、18〜19年度で工事を行う。事業費は2カ年継続費16億3810万円。
 ◆豊浦小学校改築事業=老朽化が進んで耐震性に不安がある棟を取り壊して建て替えを行う。耐震性を有する棟は全面的なリニューアルを施す。設計は褐j設計(東京都新宿区)が担当。17〜20年度までの4カ年継続費19億5600万円を設定。
 ◆(仮称)はなやま認定こども園建設事業=建設から約50年が経過して老朽化への対応や耐震性の確保が課題となっている塙山幼稚園とかねさわ保育園を統合し、新たな認定こども園を整備する。規模は約1100u。予算は2カ年継続5億6290万円。設計は且O上建築事務所(水戸市)が策定。開園は20年度を予定。
 【常陸太田市】
 ◆水府小中学校整備事業=水府地区に立地する水府小学校、山田小学校、水府中学校を統合して施設一体型の小中一貫校を整備する。18〜19年度で校舎建設工事を実施。想定する規模はW造2階建て、延べ約4500u。基本・実施設計は岡田新一設計事務所(東京都文京区)・柴建築設計事務所(水戸市)JV。概算事業費は校舎12億円、屋内運動場5億円、その他外構・解体などに2億円。
 ◆市民交流センター改修事業=老朽化して雨漏りが発生するため屋根の改修を2カ年かけて行う。改修する屋根面積は約5000u。
 【北茨城市】
 ◆多目的屋内スポーツ施設整備事業=磯原地区公園内にフットサルなどを行うことができる屋根付きの屋内スポーツ施設を整備する。テニスコート(ハードコート)として利用されている箇所を人工芝化するとともに、鉄骨を組んでテント幕を張り全天候型の施設とする。
 ◆地域優良賃貸住宅事業=雇用促進住宅「サン・コーポラス中郷」の2号棟を改修。規模はRC造5階建て、戸数は40戸。主な工事内容はエレベーター設置、経年劣化への対応として外壁の塗装の塗り替えなど。17日に改修工事の一般競争入札を公告した。予定価格は3億3208万円。
 【ひたちなか市】
 ◆統合校建設事業=平磯・磯崎・阿字ヶ浦地区に小中一貫校を建設する。建物全体の計画延べ床面積約1万3000u。建築工事の設計は椛釜a技術研究所(東京都品川区)が担当。18年度は実施設計の策定と建設用地の取得を進めるとともに周辺市道を整備する。
 【常陸大宮市】
 ◆学校給食センター施設整備事業=市内3カ所の給食センターのうち老朽化が著しい大宮学校給食センターおよび御前山学校給食センターを集約し、旧第一中学校跡地に配食数2500食程度の新学校給食センターを建設する。18年度は設計、建設予定地の地質調査、旧第一中学校校舎などの解体工事を実施。建設工事には19年度から着手し、20年度の供用を目指す。
 【那珂市】
 ◆体育施設整備事業=瓜連体育館の耐震診断調査に基づく非構造部材耐震補強と一部改修を行う。設計は轄設計事務所(水戸市)。
 【東海村】
 ◆(仮称)歴史と未来の交流館建設事業=「歴史と未来の交流」をテーマにした生涯学習の拠点施設を整備する。建物の概要は規模がRC造一部S造2階建て、延べ2364u。概算事業費は12億円。18年度は実施設計と造成工事を推進。19年度から工事に着手予定。
 【大子町】
 ◆新庁舎建設事業=老朽化や狭あい化、耐震性の不足、バリアフリーの不備といった課題がある現庁舎を建て替える。規模は4200〜4500u、概算事業費は23〜26億円を想定。建設地は本庁舎西側の町有地(A約8000u)。事業スケジュールは6月上旬から19年1月まで基本設計、19年2月から9月まで実施設計を策定。19年10月から21年3月にかけて建設工事を行い、21年4月の供用開始を目指す。