日本工業経済新聞社(埼玉)
2018/04/10
【埼玉】埼電協が新入社員研修
埼玉県電業協会(岡村一巳会長)は、3日から5日までの3日間にわたり2018年度新入社員研修会を建産連研修センターで開催した。参加者は29人。初日は井島鈴子氏が「ビジネスマナーの基本と社会人意識」について説明。また4日、5日の2日間はケイ・教育企画サポート事務所代表の小泉一夫氏を講師に迎え、「労働安全衛生法に基づく雇い入れ時安全衛生教育」について指導を受けた。
同協会では一企業では難しい初期重点教育をバックアップすることで、社会人として第一歩を踏み出す新人をサポート。内容の濃い研修を集中的に行うことで、会員企業に入社したての若手の教育を手助けしている。
開講式では岡村会長があいさつ。「ある機関による学生の意識調査では、働きがいや安定性を求める傾向があると聞きました。ただせっかく入社しても実際には3年間でかなりの人が離職しています。そのギャップを埋めるために本日のような教育の機会を設けています。石の上にも3年と言います。最終的には皆さんが選んだ仕事ですから、多少の困難は乗り切って、それぞれの道を切り開いていただきたいと思います」とエールを送った。
初日は社会人としての心構えと自覚を身に着け、企業で働く意味を理解してもらうため、職場でのマナーやエチケットを学び、電話応対や来客対応の基本などを実践した。
2日目以降は徹底した安全衛生教育を指導。現場に配属する前の座学を中心に、最低限身に着けなければならないものとして、作業開始時の点検、事故発生時における応急措置の方法などを確認した。
なお最終日の閉講式では、修了証書が授与された。