廣瀬(新潟市西区善久823 廣瀬徳男代表取締役)は13日、業務代行を務める上須頃土地区画整理事業の起工式を三条市内で開催した。國定勇人三条市長や地権者などが出席し、新たな地域活力の拠点となる事業の着工を祝うとともに、早期完成に願いを込めた。
式典では、斎鎌を國定市長、斎鍬を事業主である上須頃土地区画整理組合の堀川正秋副理事長、斎鋤を廣瀬社長が行った後、関係者それぞれが玉ぐしを捧げ、工事の安全を願った。閉式後、同組合の丸山政則理事長があいさつに立ち「三条市のまちづくりに大きく貢献する事業。地域のこれからを見据え、無事に竣工を迎えることを願う」と期待を込めた。また、國定市長は「この場所で県央基幹病院をはじめ、大きなプロジェクトを展開していく大切な事業。確実な施工に期待している」とし、廣瀬社長は「会社を挙げて立派なまちづくりを進めていく」と意気込みを語った。
同事業は、JR燕三条駅や北陸自動車道三条・燕インターチェンジなどの県央地域における交通の結節点である上須頃地内において、住宅地、公園、イオンリテールの商業施設などが整備されるほか、県による県央基幹病院、三条市の実学系ものづくり大学と医療系高等教育機関の建設が予定されている。開発面積は約18・8ヘクタールで、開発工事は22年9月末の完成が見込まれる。
加藤明現場代理人
「22年9月までの長い事業だが、最後まで安全に留意して工事を進め、無事故・無災害で完成させる」。