多治見市は、若松町と姫町にある2カ所の交差点をラウンドアバウト化する。同市でのラウンドアバウト化工事は、これが初の試みとなる。
2018年度は工事に向け用地交渉や補償調査などを進める。工事はともに、用地交渉が済み次第着手する考えで、交渉の進み具合によっては、18年度の補正予算で対応することも視野に入れている。
若松町の交差点は交差している2路線が垂直に交わっていないため事故が起こりやすく、姫町の交差点は見通しが良いものの事故が多発しているため、渋滞解消や事故が軽減されると期待されているラウンドアバウトに改良する。
若松町の交差点改良では、18年度にラウンドアバウト化の工事範囲が交差点周辺の民地などにかかるため、地権者の補償に向けた調査を行った上で用地を交渉する。
姫町は、工事範囲は特定していて、補償調査も完了しているため、19年度から用地交渉を進めるための用地測量をまとめる。
市内の交差点は、交通事故対策の要望が市民から出ている場所がいくつかあり、今後は信号機の設置やラウンドアバウト化などを検討していく。
提供:建通新聞社(2018/04/16)