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建通新聞社(神奈川)
2018/04/16

【神奈川】横浜市 鶴ケ峰駅北口街づくり、実施範囲等を構想に

 横浜市都市整備局は相模鉄道本線・鶴ケ峰駅北口地区(旭区)のまちづくり構想を2018年度内に策定する。地下方式による鉄道の連続立体交差計画を踏まえ、地元と意見交換しながら再開発などの実施範囲や手法、概略スケジュールといった内容を詰めて盛り込む方針。エイト日本技術開発(横浜支店、横浜市中区)への業務委託を通じて作業を進める。23年度の着工を目指す連続立体交差の進捗に合わせて、まちづくり構想に基づく事業を展開する見通しだ。
 鶴ケ峰駅北口地区のまちづくりを巡っては、西友鶴ケ峰店や横浜銀行鶴ケ峯支店、市営住宅跡地(面積約0・8f)などが立地する駅前の約2fで、土地・建物所有者の協議会が再開発を検討している。また、市は16年度に北口の公共基盤の在り方を探るとともに、17年度に再開発検討エリアを含む約8f(権利者約270人)でまちづくり構想のたたき台を練った。
 一方、鉄道の連続立体交差は今年1月に鶴ケ峰駅を含めた約2・7`区間を地下化することとし、18年度に国が着工準備採択した。22年度まで環境影響評価や都市計画、事業認可などの手続きを進めた上で、23〜33年度に工事を行うスケジュールを想定している。概算事業費約740億円。
 まちづくりに関わる18年度の検討では▽鉄道の連続立体交差(地下化、鶴ケ峰駅近傍を通る水道道の踏切除去)▽都市計画道路・坂本鶴ケ峰線の整備(水道道の拡幅)▽北口バスターミナルの再配置▽南口(再開発ビル「ココロット鶴ケ峰」など)との連携―といった視点から地元と意見交換を重ね、再開発などの実施範囲や手法、概略スケジュールを固めて構想の策定につなげる。
 16年度の公共基盤の在り方検討は佐藤総合計画(横浜事務所、横浜市中区)、17年度のまちづくり構想検討は玉野総合コンサルタント(神奈川事務所、横浜市中区)に業務を委託していた。鉄道の連続立体交差は相模鉄道が復建エンジニヤリング(横浜事務所、横浜市磯子区)で設計を進めている。

提供:建通新聞社